海辺の癒しログハウス






海を見ながら寛げるリゾート地のような眺め

ダミー画像

 本州と九州の間に広がる周防灘に面した山口県山陽小野田市。静かな海辺の町には、黒 い瓦屋根の昔ながらの日本家屋が立ち並んでいる。その一角にたたずむ山中邸は、ログハウスでありながら、周りと調和の取れた色とデザインだ。
  少し高台にある山中邸に足を踏み入れると、まず驚くのがダイニングキッチンからの風景。 大きく取れられた窓から見えたのは、光輝く海。「九州の大分まで見えるんです。関門海峡 が目の前で、あれが関門橋。花火が上がるのも見えるんですよ。秋がいちばんきれいでね、 関門橋にちょうど夕日が沈むんですよ」と話してくれたのはご主人の山中幸夫さん。
  窓の外にはデッキが設けられ、その間から緑の葉を茂らせた大きなケヤキの木が立ち、涼し げな木陰を作っている。そして海を望むように置かれたデッキチェアーが二つ。前は芝生が 敷かれていたのだが、昨年、デッキの改修で芝生をやめ、ログの手すりも取り除き、開放感 が増した。心地よく感じられる潮風だが、時に強く、特に台風の時も庭の植木など被害があ ったという。また黄砂の時期も海側の木が枯れるほど。だが12年もの間、家は丈夫に建っ ている。

 リビングルームは、インテリア誌にでてくるような雰囲気。ソファーやマットなどは奥 様が個人輸入したもの。吹き抜けはハンモックを吊したり、自由に遊べる空間でも ある。木目のきれいな日田杉は見事な美しいあめ色に変わっている。


家族の絆を大切にした見事なリビングの配置

ダミー画像

山中邸のログ材は木目がくっきりで、とっても美しいマシンカットの丸ロ グ。日田郡森林組合ログハウジングで加工した大分の立派な日田杉を 使っている。「国産は木目がきれいなんですよ。輸入物に比べてセトリ ングも少ないし」という。背割れも入れているので、今も木はほとんど 割れていない。
  設計ポイントはシンメトリーとリビングの位置。外観からシンメトリーにな っており、内観でいちばんわかりやすいのが、2階の娘二人の部屋。今 は次女の美季さんが一人で使っているが、二人でいる頃はドアを入って真ん中から左右にそれぞれのスペースが分けられていた。両側の窓 の下に作り付けの机を置き、屋根の下を利用した収納も左右対称の見 事な造りだ。もう一つのポイントはリビング。家の中心に置き、個室を配 置した。吹き抜けのリビングに階段も取り付け、2階のドアが見えるよう にしている。外から帰ってきても、家族と顔を合 わせず子どもたちが部屋へ行くのがいやだなと考えたからだ。この配置だと自然 と家族が集まってきやすい。

ダミー画像

階段はリビングに置くために手すりもない。「階段自体を遊び場にしたかったんで す。どこに座ってもいい」とご主人。吹き抜けのリビングには2階の床と同じ高さ に、支えるための梁があり、歩けるため、ご主人と息子の啓輔さんがハンモックを 吊るして寛いでいたという。   「室内のインテリアはだいぶ変わってきたんです」という奥様。インテリアや庭に 関心があり、雑誌を見ては熱心に勉強し、個人輸入にも挑戦している。じゅうたん やソファー、棚、リースなどを集め、まるでショップのようにお洒落に飾られている。   年月が経てば経つほど味が出てくる建物とともに、内装も外装も気長に自分の好 みに合わせて変えていく。ゆったりとした変化を楽しむのがログハウス暮らしの面 白さなのかもしれない。


ログハウスDATA

■延べ床面積 136.27/1階 85.73/2階 50.54/デッキ 53.27
■着工日 平成6年2月1日 
■完成日 平成6年8月30日
■加工法 マシンカット 
■構法 丸太組構法 ■使用ログ材 国産杉 サイズ200φ 
■基礎 布基礎 
■外部仕上 屋根材=コロニアル/建具=アルミサッシ/塗料=バトン2回塗り 
■内部仕上 天井材=杉板/床材=複合フローリング/内壁材=丸太組 一部杉板/塗料=バトンクリア 



このページの先頭へ