欧風の田舎の小屋風ガレージ

間伐材利用の中空ログで造った欧風の田舎の古い小屋のようなガレージに大満足!

 
左:ガレージのある庭は、かつて空き家の倉庫だった。持 ち主から売却の話があり、地元銀行ローンを組んで手に入 れた。
右:ガレージをつくるキッカケは、裏の公園から飛んでくる鳥にあ った。洗車をした翌日、鳥の糞が落ちてきて、愛車が汚れてしまう からだった。佐々木さんが通勤用の車(右)と奥様の車(左)の2 台分のスペースがほしかったので、この広さには大満足だという。 ガレージの扉は、二枚扉で、かんぬきで留めている。

 
左:後ろには公園、庭先は水田が広がり、環境はとてもいい。
右:ガレージの中には、キャンプ用品などを置ける棚をつくった。ガレージだけでなく、 趣味の部屋にもしていこうと考えているそうだ。

国産杉で間伐材を使用、地球環境問題にピッタリ!

ダミー画像

  家族で遊びに行った「花フェスタ2005」。そこで、展示に使 われていたログハウスを見て、「こんなガレージを造れたら、 どんなに素敵だろう」と、佐々木さんはひと目で気に入って しまった。「ヨーロッパの田舎の古い小屋のような、どこか 懐かしい、アンティークなデザインがとても素敵でした」
  メーカーを尋ねると、間伐材を積極的に利用し、森林保護に こだわる親和木材工業(本社岐阜)という会社だった。その 間伐材で、コラムウッドと呼ばれる中空木材(中心が空洞の 軽量ログ)を開発し、1日で造ることができるキットハウスを 販売していた。ちなみに愛・地球博にも協賛し、ログハウスの休憩所を設置している。
  間伐材でつくったログハウスと聞いて、佐々木さんは、ますます気に入ってしまった。というのも小学校の教師の佐々木さんは、地球の環境問題に関心 が深く、自宅は太陽光発電、太陽熱温水器、雨水タンク、壁面緑化、ハイブリッド車というほど、エコにこだわりを持っていたからだ。
  「本当は、自宅もログハウスに建て直したかったんです。いまの家は、塩ビのクロス、合板の床、冬は結露でカビが発生し、シックハウス症候群が、とて も気になっていたからです。無垢のログハウスに住みたいのですが、築15年の自宅を建て直すには、まだ早すぎるので、それならガレージをログハウス で建てようとなったのです」。

子供たちにとって思い出の夏となった!

 予算はコンクリートの基礎工事を含めて300万円。1日で造れるキットハウスなので、夏休みを利用して家族でつくることにした。しかし、建てる直前に、 佐々木さんは不安な気持ちになった。男手は佐々木さんの1人だけだったからだ。メーカーに相談すると、親和木材工業の社員が休日を返上して手伝 いに来てくれた。朝8時半に作業が始まって、夕方5時には完成。
  「こんなに簡単につくれるとは思ってもいませんでした!」という佐々木さんに、その日の工程をうかがった。
  「まず、丸太の土台を置き、穴に柱をはめていきます。次に柱と柱の間に、ログを積み重ねていきます。中空木材なので、子供たちでも軽々と持ち上げ ることができました。木づちで、トントントン!と隙間を埋めて、最後はクサビで留めます。基本的には釘を使いません。屋根の部分は、高くて危険なの で、親和木材工業の社員の方にお願いしました」完成したガレージを見て、誰もが「2週間ぐらいかかりましたか?」と聞いてくる。「1日で完成しましたよ 」と答えると、みんな目を丸くして驚くそうだ。
  家族でつくったガレージがきっかけとなって、「いつの日か、自宅をログハウスで建て替えてみたい」と佐々木さんの夢はますます膨らむ一方だ。

 
ガレージの横のドアからも、中へ出入りができる。親和木材工業は木製ドアのメーカーでもあるので、 窓や扉がしっかりしたつくりになっている

ダミー画像

朝8時半にガレージづくりが始まった。
応援に来てくれた親和木材工業の2人の社員とともに、まず土台になる丸太を設置する。そこに番号が記された穴が開いていて、同じ番号の柱をはめ込んで立てていく。キットハウスだから、手順さえ間違えなければ、難しいところは1つもない。柱が立つと、今度は柱と柱の間にログを積んでいく。ここから子供たちの出番だ。
  「子供が手伝うことで、逆に足手まといになることもあるんですが、ガレージづくりは、思い出 づくりの意味もあるので、簡単なところだけを担当させました」と佐々木さん。
  親和木材工業が開発したコラムウッドは、ログの中心がくり貫いてあるので、子供たちでも軽 々と持ち上げることができるのだ。
  木づちで隙間を埋めて、くさびで動かないように留めていく。壁になる部分はその繰り返し で、天井まで積み上げていく。屋根の部分は、防水シートを敷いて、屋根材を釘で止める。親和木材工業は、無垢のドアメーカーなので、窓や扉のつくりもしっかりしている。そしてたった1日で念願のガレージが完成した。 



ログハウスDATA

■延べ床面積 51.75 1階 41.8 その他 9.93
■着工日 平成17年 8月27日
■完成日 平成17年 8月27日
■加工法 マシンカット
■使用ログ材 国産材杉(間伐材) 72mm×110mm
■基礎 ベタ基礎(駐車場のため)
■外部仕上 屋根材=アスファルト・ルーフィング、  シングルベスト/建具=杉 ムク材/塗料=水性屋外エコ塗料1回塗り
■内部仕上 天井材=杉 野地板(2重構造)/  床材=コンクリート/内壁材=杉 中空木材・■総工費 総工費=310万円 基礎工事費=・  35万円 ログ材料費=230万円・組み上げ・大工・屋根・板金工事費=33万円・塗装工事費=9万円 その他(雨とい他)=3万円
■設計・施工 親和木材工業株式会社



このページの先頭へ